第1戦 鈴鹿
開幕戦はやはりハクが付かねばなるまい。という訳で日本最古の本格的ロードコース、鈴鹿サーキットである。
第2戦 セパン
ここから2戦続けて東南アジアラウンドである。セパン・サーキットは近年稀にみる良く出来たコース(註3)なので是非1戦組みたいのだが、10年後もF1のカレンダーが今と変わらなかった場合、終盤戦に持って来るとFポンとダブる恐れがある。かといって夏は暑そうなので序盤戦に組み入れた。
第3戦 澳門 ギア・サーキット
言わずと知れたマカオグランプリのコースである。大柄なFポン車両には道が狭すぎるとも言えるが、コースの格式から言えば妥当であろう。大体中国には他の候補地が見当たらない。ズーハイ・サーキットはコースのデザインが全然ダメ(註3)だし、本当はズーハイの旧市街地コース(註4)が使えると良いのだが。10年後もマカオGPが現在の形態のままならばFポンをマカオGPに組みこむ余地は無いので、単独で裏の季節に開催することとする。もしマカオGPのF3が消滅した場合、Fポンを後釜に据えてもよい。
因みに中国ではF1が“第1級方程式”なので、Fポンは“日本方程式”なのか?
第4戦 沖縄 米軍基地跡地
これまで沖縄で本格的なモータースポーツイベントが行われたことは無い。10年後も似たような状況なのか、はたまた米軍基地跡に立派なサーキットが出来ているのか。後者の可能性は低いだろうが、基地跡の空き地があるなら出掛けて行ってレースを開催し、ファンサービスとプロモーションに励むのもメジャーシリーズたるものの一つの義務であろう。
第5戦 MINE
Fポンの常連である。
第6戦 ハワイ
アジア太平洋シリーズを名乗るからにはやはりここは押さえたい。ハワイアンSUPER PRIX(註5)は1999年も実現しなかったし、CARTが唾を付ける前に手を打つべきである。ハワイには常設ロードコースも在るには在るが、あまり本格的なものではないようなので、適当な場所に仮設コース(註6)を作ったほうが良いかも。
第7戦 アデレード市街地
梅雨の間は南半球へ逃げるべし。現地は冬である。元F1のコース(註7)。
第8戦 ウェリントン市街地
引き続き南半球ラウンド。ツーリングカーでお馴染みのコース(註8)。
第9戦 十勝
梅雨時には北海道という手もある。十勝スピードウェイは早くFポンに復帰してほしい。
第10戦 ウラジオストック市街地
十勝に続き夏は北国。ウラジオストックがどんな町か筆者は殆ど知らないが、アジア太平洋シリーズとしてはやはり極東ロシアも唾を付けておくべきであろう。
第11戦 菅生
Fポンの常連である。
第12戦 オートポリス
1999年はGTオールスターも開催し、復活しつつあるオートポリス。早く全日本選手権に復帰してほしい。第一ここはレイアウトからして面白そう。
第13戦 富士
そろそろタイトルが決定する終盤戦。この辺にも格式あるコースを持って来たい。抜ける富士スピードウェイならタイトル決定戦も盛り上がるはず。
第14戦 ヴィラ・サーキット
東南アジアにもう一戦くらい欲しい。ヴィラ・サーキットは施設全体がやや貧弱といわれるが、アジアのトップフォーミュラとしては先駆者ヴィラ王子(註9)を担いでおくべきだろう。
第15戦 東京 皇居周辺
大方タイトルも決定し、最終戦はお祭りである。コースは東京在住レースファンの悲願・皇居の周り(註10)。勿論天覧試合である。平成天皇は皇太子時代ヨーロッパでF1を自腹で観に行ったり、VIPなのに軽井沢にフォルクスワーゲン・ビートルを持っていたこともあったりと結構いける口らしいので、皇居の前でレースというのもまんざらでも無いのではないか。
なお、茂木はロードコースのデザインがいまいちだし、関東・東北エリアでは菅生と東京があるので外した。オーバルでやるならそれはそれで一つの方向性かとも思うが、一戦だけオーバルで他は全てロードコースという訳にもいくまい(註11)。東日本ラウンドが後半戦に集中しているので、ロードコースのレイアウトがより良く変更されるならば茂木を春に持ってくるのも悪くないかも。
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註1.
赤井邦彦氏の命名による(オートスポーツ誌連載“モータースポーツの透視図”より)。
註2.
筆者はハワイの独立を支持するので、開催国はU.S.A.でなくハワイとする。
註3.
何処でも言われることだが、近年新たに建設された、或いは計画中の常設ロードコースはどれもこれも短いストレートを必然性のよく判らないコーナーで繋げた、所謂ストップ・アンド・ゴー・サーキットばかりである(ズーハイなどはその典型で、折角緩い丘陵地帯に立地しているのに地面を削って真っ平らにしてしまっている。地形を生かしてレイアウトしようという意志は感じられない。)。そういう中にあってセパンは比較的長いストレートと中・高速コーナーを適当に織り込んだ伸びやかな曲線的レイアウトで、抜き処もあり好感が持てる。
でもこのレイアウトなら左廻りのほうが気持ちよさそうだと思うのだが。
註4.
筆者はよく知らないのだが、BPR及びFIA−GTでズーハイ市街地とズーハイ・サーキットの両方を走ったドライバーに言わせると、ズーハイ・サーキットはつまらないが市街地のほうはまだ個性があった、と言うことらしい。どなたかコース図を持っていませんか。
註5.
1999年、及び数年前にも開催の噂が立った単発のビッグイベント。F1/CARTのドライバーを招聘し、年末に特設コースで行われる筈だった。
註6.
ハワイの何とかいう巨大スタジアムの駐車場は、単なる広場ではなく同心円と放射状の通路で区切られている。仮設サーキットとして使う場合レイアウトに制約があり、なかなか面白そう。最初にハワイアンSUPER PRIXのコースが計画されたのも確かここだった(と思う)。でも使用料高いだろうからFポンには無理か?
註7.
競馬場のインフィールドにホームストレートがある。コースが競馬のトラックを横断する部分は馬もアスファルトの上を走るのか?謎である。
註8.
1980年代末、ツーリングカー世界選手権があった頃は、INTER TECの前哨戦としてウェリントンのレースがフジテレビで放映されたこともある。
註9.
1950年代に活動したアジア初のF1ドライバー。
註10.
「F3地方選手権 東京公道シリーズ」に皇居周辺を使ったコースのプランを2つ掲載した。
○ 丸の内〜永田町
○ 皇居周回コース
註11.
NASCARウィンストンカップのように、年間30戦余りのうち2戦だけロードコースで他は全てオーバル、という例もあるにはある。F1でも1950年代にはインディ500がシリーズに組み込まれていたので年間一戦だけオーバルだったのだが、F1ドライバーは殆ど出場しなかったようである。
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