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舗装について 自動車レース用トラックの路面は普通アスファルトか、或は北米などではコースの常設、仮設を問わずアスファルトとコンクリートの混成(註1)である事も多い。FIAのルールブックでは舗装についてどのように規定されているかは知らないが、「公道天国」ではとりあえず硬くてある程度平らな路面(土とか芝生など以外)であれば良しとしている。 従って石畳やコンクリートブロック敷きのコースというのもあり得るし(註2)、現に掲載プランの幾つかではその種の路面をコースの一部に使っている。走る側の立場からすれば、石畳のコースなど跳ねるし滑るし、いい事はひとつも無いが、観る側にとってはワイルドな感じで興味深い。それに、レースをやる為に在る訳ではない場所でレースをやる、というのが仮設サーキットの存在意義であるから、多少路面が好ましくないからといって改修してしまうのは本末転倒である。そもそも地面が石畳などになっている場所は何等かの意図があってそうなっているのだろうし、単に昔から石畳だったという場合でも、折角今日まで昔のまま生き延びてきた訳だから、単なるイベントの為に無粋なアスファルトに打ち換えてしまうのは勿体無い。 アスファルトやコンクリート路面の段差やバンプなどについても同様。年に一度レーストラックになる部分だけが周囲の道路より綺麗に舗装され、普段は“サーキットを一般の交通が通る”という状況(註3)になっている場合の非日常感覚も捨て難いのだが、その場所の本来の機能(例えば一般道路など)において差し支えが無く、レーストラックの路面としても重大な危険性が無ければ、やはり過剰な路面改修は避けるべきである。但し、レースの為に舗装を改修することによって、普段の一般道路としても大幅に快適なものになる、という場合は大いに結構だが。 一般道路のコーナー部分などによく見られる“蛇腹舗装”については、二輪はともかく四輪の場合、段差で横っ飛びしながら強引に曲がっていく面白さはあるというものの、不快に感じる一般のドライバーも多かろう。二輪のライダーに関しては言わずもがなである。蛇腹舗装も何かの意図があっての物なのではあろうが、仮設サーキットのコースに含まれるコーナーに蛇腹舗装があれば、できれば平らな路面に改修してしまいたい。 マンホール、或は側溝やコースを横切る溝などの蓋(コンクリート製や金属製)は、勿論なるべくそのままにしておくが、競技車が通過した際に跳ね上がる危険性を考えると、固定しておくべきかもしれない。現実の仮設サーキットでは、マンホールの蓋などをレースウィーク中だけアスファルトで覆ってしまう場合と、露出させたままの場合があるようだが、後者の場合特に固定されているのかどうかはわからない。
註1.
註2.
註3.
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