フォーミュラカーのデザインの変遷 2001/01/16

いろんな考え方があるだろうが、フォーミュラカー(註1)のデザインには歴史上これまで4回大きな変化があったと筆者は考えている。

 すなわち1回目はエンジンの位置が前から後ろに移り、いわゆる葉巻型フォーミュラのスタイルが出来たとき。
 2回目はダウンフォースの利用に目覚め、くさび型ボディに空力付加物が付くスタイルになったとき。
 3回目はグラウンドイフェクト依存型のデザインが完成したとき。
 そして4回目(註2)はハイノーズが発明されたときである。

 しかしどうも今どきの鼻が長くて尻すぼみのF1やF3000、鷲鼻のF3やチャンプカーなどのスタイルは、筆者には好もしく思えない。露骨に言えばかっこわるい。
 ところで先に挙げた4回の変化は、ほぼ10年ごとに起きている。ハイノーズが出現してから彼此10年経った。そろそろ次の変化が起きてもいい時期である。願わくは今度は筆者の審美眼にも適うようなスタイル(註3)に落ち着いて欲しいものである。

*

註1.
 ここでの"フォーミュラカー"の定義とは、単座オープンホイールの競技車、というくらいの事だと考えて頂きたい。

註2.
 これ以前にグラウンドイフェクトが禁止された時に大きな変化があったと考える向きもあろうが、それは単に規則で禁止されたから翼断面型のサイドポンツーンが取り払われたという消極的な変化であって、車の中心線上に前からドライバー、燃料タンク、エンジン、ギヤボックスが一直線に並ぶという構造はそのままである。それに対してハイノーズの発明は、"ウィングボディ"の禁止に対する積極的な対応策として画期的であったと言える。

註3.
 余談だが、筆者にとっては1980年頃のグラウンドイフェクト完成期のスタイルが、フォーミュラカーの形としては一番カッコよかった、と言いたい。

寝言↑
公道天国↑